JAPAN EXPOへの出展は、声をかけていただいたことがきっかけでした。
正直に言うと、かなり悩みました。
本当に、悩みました。
出展費用も高いし、そもそも海外は考えてはいたけれど、それはシンガポールや台湾の話で、
パリはまったく想定していなかったからです。
フランス語も話せません。
周りからは、
「日本でやること、まだまだあるんじゃない?」
「行くなら旅行でいいんじゃない?」
そんな、もっともな意見もたくさんもらいました。
新しい挑戦をしようとすると、
こうして“正論”が返ってきます。
でもその正論って、
どこか自分の中の迷いと重なっているから、余計に刺さるんですよね。
「そうだよな…」
「まだ日本でやることあるよな…」
「お金もかかるし…」
「どうしても行きたいなら旅行でいいのでは…?」
頭では、全部わかる。
でも、ふと思ったんです。
私は、もう何十年も海外に行っていない。
行こうと思えば、いつでも行けたはずなのに。
5年前でも行けたし、
10年前でも行けた。
でも行かなかった。
なぜか。
優先順位が低かったから。
そのお金があるなら子どもの習い事に使いたい。
家族で行くなら全員分の旅費が必要。
自分だけ行くなんて無理。
何日も家を空けるなんて現実的じゃない。
そうやって、ずっと“今じゃない”を選び続けてきました。
気づけば、50歳を過ぎていました。
10年後、元気でいるかはわからない。
もし元気だったとしても、
きっと同じように「また今度」と言っている気がしました。
そんなときに、今回の声がけがありました。
行く理由ができた。
優先順位が、一気に上がった。
このフランス行きが、
自分のビジネスにとって、
そして人生にとって、
分岐点になるかどうかは正直わかりません。
でも、直感で「これは分岐点になる」と思いました。
理由はシンプルで、
やったことがなくて、
少し怖くて、
それでも人に相談してしまうくらい気になっている。
それって、
“やりたい自分がいる”ということだから。
だから私は、こういう時はやると決めています。
きっとこれを読んでくれている方の中にも、
同じように「ちょっと迷っていること」があるかもしれません。
すぐに断ることもできるのに、
なぜか後ろ髪が引かれて、誰かに相談してしまう。
そんな時。
それはきっと、
やりたい自分がいるということだと思います。
だったら次は、
「やるか・やらないか」ではなくて、
「どうやったらできるか」を考えてみる。
そしてもうひとつ、
うまくいかなかった場合に、何を失うのかも考えてみる。
もしそれが、
取り返しのつかないものではないのなら。
もしかしたらそれは、
やる一択なのかもしれません。
